とはいっても、サムは2011年 9月4日に 15年と3日で旅立ってしまったので、
今回はその日のことが中心になっています。
8月末から9月にかけての状況
サムの状態としては 8月末から 下痢が出ていることもあって
一時的にトイレの頻度が とても上がって大変だった以外は わりと落ち着いていました。
ただ、段々動き方が少なくなってきていて トイレの時も
後ろ足は人間が補助していましたが 前足のほうから ぐたーっとして つんのめりそうにるとこを
あわてて人間が助け起こすという 事が少し増えてきました。
普段はほとんど鳴くことは無くなっていたサムですが
うんちの時は 結構大きな声を出して 家の者を呼んでいました。
人間の判断が遅れてしまうこともありましたが、可能な限り外に連れて行きました。
あと、左後ろ足の壊死についてですが 動物病院の先生の話では
壊死部分は 今のところ まぁまぁ乾燥している状態とのことでした。
(これが乾燥しなかった場合は、壊死部分からの ばい菌が体に回りやすくなってしまうようです)
9月1日、サムの15歳の誕生日
サムの誕生日は、9月1日か2日かと いうことだったので
チーズケーキ、いなりずし、などを買ってきて サムの誕生会をしました。
若い頃は チーズケーキを丸呑みしていたサムでしたが
この時は興味を示すものの 食べはしませんでした。
最近は 豚肉・サラミなど 本当に気に入ったものしか
食べなくなっていたので 無理はないのですが。
でも、表情的には はっきりしている感じで あれ~?みたいな 少しびっくりした顔をしていました。

自己満足ですが、介護をしていた人間側の慰労会的な 意味も含めて
この誕生会は 本当にしておいて よかったねという話を 後になって たまにしています。
9月3日 暑い中 車で少し待たせてしまった事
この日、サムの点滴のために 動物病院へいった後
親が 食料品やサムの靴下など買うために店に入り、
自分とサムは車に乗ったまま 店の駐車場で待機して 40分ほど待つという状況になりました。
この時、車のクーラーはつけていましたが 中々熱い日であったし
少し車内に 日差しが入っていたこともあり 暑さも若干あったかなと思います。
さらに 車の中自体が あまり好きな犬ではないので おそらくサムは帰りたがっていたのだと思います。
点滴をした直後は大体寝ていたのですが、この時は続けて点滴をしていたので
普段よりかなり元気があり 顔を起こしたりしながら、小さめに少し鳴いたりしていました。
家に帰り、サムをベッドに寝かせてクーラー、扇風機をかけて
少しすると 落ち着いた様子に戻りました。
人間に比べ 体の小さい犬は 熱中症になりやすいということで、気遣いが足りなかったと思いました。
9月4日
サムとの別れは唐突にやってきました。
まぁ、老衰だという診断は一ヶ月以上前にあったし 後ろ足も大変になっていたので
いつかな・・という思いはあったのですが
点滴を頻繁にしていることで、栄養面での心配はそれほどなかったので
突然の急変に対しては 自分も含めた家族は かなり油断していて 覚悟も無い状態でした。
この日、午前中は あるていど食べ物を口にしていて
7月24に食欲不振になって以来 好きなものだけ あげるようにしていたので
「うんまい、うんまい」(というように聞こえる)声を出しながら
好物の豚肉などを食べていました。
11時から12時辺りは 茶の間でクーラーをつけ お昼寝をさせていました。
サムは窓の外を見ているのが好きなので、外が見えるように 少し戸も開けておきました。
それから いつものベッドがある場所へ サムを運ぼうと 抱き起こしたのですが
その時 サムが 何か だるそうな目つきでこちらを 見ていました。
あんな感じの目つきは 今まであまり見たことが無くて
今思うと あまり具合が良くなかったのかもしれず、家族も 少し体が熱っぽい という話をしていました。
あるいは 単に眠ってたところを起こす形になったので
寝ぼけ目が だるそうに見えたという可能性もありますが。
昼過ぎから サムは 水を飲む以外は ほとんど寝ていました。
点滴が入ってからはしばらくすると、眠りが深くなり
数日経つと 食欲が出てくるというのが最近のパターンで、
少し寝すぎかな?とも思いましたが あまり気にしていませんでした。
19時頃になると 近所に住んでいる 母親のお友達が サムの様子を見に来てくれました。
母親は まだ生きてるよ などと冗談を交えた感じで言っていました。
サムは うつらうつらとした感じだったようです。
自分は 用事を終えて家に入り テレビをぼーっと見ていましたが・・
19時50分ごろ、母親の サム死んでる!という声が聞こえました。
母親は定期的にサムのことを見てくれてたのですが、この時 用事で 10数分ほど目を離していて
戻ってきたら すでにサムの呼吸は無くなっていました。
10数分の間に 恐らく急性心不全になってしまったのだと思います。
すごく近い場所にいたのに サムのことを看取ることが出来ませんでした・・。
サムは目を開けたまま、口も少し開いた表情だったので
このまま硬直しないように 目を閉じさせてあげることにしました。
(数日後 調べてみたのですが、動物は目を開けたまま亡くなる例がわりとあるようです)
後から考えると、19時40分ごろ なにか甲高い
いびきのような 聞きなれない音が一回聞こえた気もしました。
それがサムの声だとは 思わなかったんですが 少し調べてみると
呼吸が止まるさい、最後の呼吸が そうゆう甲高い音で出ることがあるそうです。
きっとその音だったんじゃないかなと、今は思っています。
9月5日 サムの火葬
あまりの急なことで、現実感が全く無くなっていましたが
翌日 ペットの葬儀業者さんに 火葬のため車で迎えに来てもらうことになりました。
お骨を家族が拾うプランもありましたが、お骨を業者さんに持ってきてもらう方を選びました。
サムの好きな 食べ物と、若い時は 良く遊んだヌイグルミ2つを布団に乗せ
そのまま車までサムを抱いて運びました。
サムを送り出した後、それまで サムが横たわっていた長座布団を見て
本当に死んでしまったんだな、と初めて実感が沸いてきた気がしました。
夕方、お骨を業者さんが 持ってきてくれました。
体重ごとで決められている大きさの骨壷にしてあったらしいですが
サムは 体が がっしりしていたので骨の量多かったらしいです。
サービスで。写真立てや、ローソクの台なども頂きました。
デザインが可愛くシンプルな感じのものでしたね。
もっと、こうしてれば・・と思うことは ありますが
15年近くの間 サムのおかげで 楽しい時間を過ごさせてもらったことに
今は とにかく ありがとうと言いたいです。
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当ブログの趣旨とは、大きく異なる内容なのと
読んでいただいても 楽しい部分も少ない、不快になる方もいると思ったので
記事にするのは 結構迷ったりもしていましたが・・。
やはり、自分の反省的なことや ペットの介護についてのこと、
色々な人にサムのことを 知ってもらえれば嬉しいなぁ、という事、
そしてなにより、自分自身が サムを忘れたくないという気持ちが強いので、
ここまで 出来るだけ詳細に 約15年間の事を書いてきました。
そのうち、サムの 他の写真を使って ちょっとしたアルバム的なものを作ろうかなと思っています。
2012/10/5 追記
サムが旅立ってから、一年以上が経ちました。
たまにサムのことを考えていますが、サムは自分にとって
つくずく、色々な存在であったんだなぁと感じています。
幼い時は くだらないことをして遊んだ友達のような存在だったり
シニア犬になってからは 普段はドライだけど必要な時には頼りあう同居人のような存在だったり・・
一貫してたのは 色々と世話したり心配したりする部分で、それはまるで家の子供のような存在だったり。
サムに限らず、世の中の ペットってそうゆう様々な面があるから
ここまで人間にとっての存在が 大きいのかもしれませんね。
さて、一年を目処にして 最近は サムの写真を色々とプリントし始めていました。
その写真を 写真立てに入れて 飾ったりしています。
プリントするとデータ上とは 色合いなどが違って中々苦戦はしてましたが。
あとは アルバム的なものを そろそろ作成していきたいと考えているのですが
どうゆう感じでまとめるかが迷いますね。
2019/7/6 追記 (一部修正)
実に久しぶりの追記です。
今日は 久々に サムの記事を一通り 見返してみました。
すると、当時のことが 色々と蘇ってくるものですね。
作成時は迷いましたが やはり、記事に残しておいて良かったです。
思えば あれから、もうすぐ8年になります。
アルバムについては、もうかなり前に完成しましたが
実は ケイタイで撮影した動画がいくつかあるので
それを順次 公開していこうかな?と少し考えています。
あと最近、不思議な夢を見ました。
その内容は こちら の記事に書いてあります。
あまり大した内容じゃないかもしれませんが、
ふと懐かしい気分になった出来事でしたね~。
ちなみに うちの家では あれから犬や 他のペットを飼った事は
今のところ 一度も無い状態でして、犬好きな親戚の方に驚かれたりもしています。
確かに 自分も家族も 犬好きは変わらないので、
気持ちとしては ビーグル犬の里親に
なったりして またビーグルを飼いたい気持ちはあります。
ただ、サムといた時間で なんというか、
気持ちが満たされたのが大きいのだと思います。
生活していると、時間の 長い短いに関わらず あぁ、これで充分だ~という気持ちになり
心が満たされることって あると思うんですよね。
そうゆう気持ちになっている影響か、
犬を飼っていない寂しさが 不思議と無いんです。
8年近く経っても 切欠さえあれば 家族と定期的にサムの話をしていますし
そういったものを含め、色々と サムのおかげで、
楽しい・嬉しい気分になれる事が いまだにあります。
そんなこんなで、サムには感謝し続けていますし
その 存在の大きさも改めて感じていますね。
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